小学校でプログラミング教育が必修化されてから5年ほどが経ちましたが、「実際にどのような授業が行われているの?」、「自分の子どもはプログラミング教育に対してどのように感じているの?」と疑問や不安に感じる保護者の方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、学校でプログラミング教育を受けたお子様や保護者の方、教育関係者の実際の声とともに、そこから見えてきた課題についてご紹介します。

まず、プログラミングと聞いて、「プログラミング=コンピューター」を思い浮かべ、そのイメージから授業ではパソコン画面に向かってプログラムを組むと考えている方も多いのではないでしょうか。
もちろん、パソコンやタブレット、プログラミング教材を活用した授業を行っている学校もありますが、以前の掲載でお伝えしたように、プログラミング教育の第一のねらいは「プログラミング的思考」を育成することです。
そのため、プログラミングは単独の科目として扱われているわけではなく、国語や算数、総合などの既存科目と組み合わせて実施している学校もあります。その授業例を下記にまとめました。
- 国語:漢字の構成を学ぶ
- 算数:正多角形をかくプログラムを考える
- 総合:課題解決の方法を考える
漢字を偏や旁(つくり)、部首に分け、組み合わせることで別の漢字を作る
(実際には存在しない漢字でも可能)
「線を引く(辺)」「〇度向きを変える(角度)」、これらを「繰り返す」という流れで
一つ一つをパーツに分けて作図する
地域課題に着目し、解決策や暮らしを便利にする方法をワークシートで順序立てて提案する
今回は3つの授業例をご紹介しましたが、これらはあくまでも一例にすぎません。
どの科目と組み合わせ、どのような方法で授業を進めるかは学校によって様々です。
また、プログラミングを各科目と組み合わせることは、単に「プログラミング的思考」を育むだけでなく、これまでの授業形式とは異なる気づきや新たな発見をもたらし、その科目の理解をより深めることにも繋がります。


学校でプログラミング教育を受けたお子様は、プログラミングに対するイメージが変わるという調査結果も出ています。
何らかの形でプログラミングを経験したことがあるお子様の7割以上が、授業に対して「楽しかった」とポジティブな回答をしています。
プログラミングそのものについても、「学校外でも学びたい」や「中学・高校で学びたい」といった感想が挙げられています。特に、38%のお子様が「趣味で続けたい」と答えており、これは未経験のお子様の2倍に近い回答数です。
一方、プログラミングを経験したことがないお子様からも同様の感想が挙げられていますが、その割合はいずれも経験者に比べて低く、また「これ以上学びたくない」といった否定的な感想が2倍になっています。理由として、プログラミングに触れたことがないため、イメージが付きづらいということが考えられます。
この結果からも分かるようにイメージが付きづらいプログラミングですが、小さいうちから触れておくことで、ネガティブなイメージや苦手意識をなくし、「楽しい」というポジティブなイメージを持てるようになることが期待できます。

では、プログラミング教育が必修化されたことについて、保護者の方々はどのように思っているのでしょうか?多く挙げられた意見を下記にまとめました。
〇賛成の意見
- ITはこれからの時代ついてくるものなので、学校で学ぶ機会は大切だと思う。
- 今後必要なスキルになってくると思う。
- ITとの付き合い方を考えるきっかけになり、今後の社会に適応するスキルや知識が身に付くと思う。
- 思考力や想像力、集中力が身に付くと思う。
- 将来の選択肢が広がると思う。
〇反対の意見
- 子どもの負担が増えたり、授業についていけるのか不安。
- どのような授業が行われているのか分からない。また、学校では十分な内容が学べないのではないかと懸念している。
- ITの知識がないので、子どもに聞かれた時に答えることができないのではないか不安。
- 健康面で、特に視力が悪くならないか心配。
- 一度ハマったら、かえってのめり込みすぎてしまうのではないか心配。
このように、お子様の将来や今後の社会を見据えた前向きな意見がある一方で、プログラミング教育そのものに対してマイナスなイメージを持っている方もおり、特にITに詳しくない保護者の方では、お子様から質問を受けた際に適切な対応ができないのではないかと不安視する声も多く寄せられています。

プログラミング教育は現在多くの小学校で高学年から始まっており、早い学校では低学年から取り組んでいるようですが、その中で新たな課題も見えてきています。
プログラミングを授業に取り入れるにあたって、すべての担当教員が専門知識を持っているとは限りません。まずは教員が研修や模擬授業に参加するなどして一定の準備を整えておく必要があります。しかし、研修は会議や生徒指導など既存の業務と並行して行われるため、十分な時間を確保できず、教員の負担が増えてしまいます。また、研修といっても学校内で行うものから、専門スタッフの派遣など外部の支援を受けて実施されるものまで様々です。
さらに各自治体は、指導方法や指導者の育成、教材の研究を行い、その成果を広く普及させるモデルづくりを目指し、プログラミング教育実証校や推進校を指定しています。これらの学校では、地域の企業や教育委員会の支援を受けて、体験授業やワークショップが開催されるとともに、教員向けのサポートも手厚くなっています。
そのため、教員間の個人差や自治体の規模による地域差に加え、同じ地域でも指定校とそれ以外の学校との間で学校差が生じ、結果としてお子様同士の差に繋がることが懸念されます。
ここまで、小学校におけるプログラミング教育の実態についてご紹介してきましたが、学校で学びきれない部分は自宅でのオンライン学習やプログラミング教室で補うことがおすすめです。
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また、この春より新たなコース(エントリーコース)が登場しました。
エントリーコースは、既存のものより難易度が低く、プログラミングの基礎に重点を置いたゲーム感覚で楽しく学べる内容となっており、小さいお子様でも気軽に始められます。
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