以前、学校におけるプログラミング教育についてご紹介しました。
プログラミング教育の第一のねらいは、プログラミング言語や技能の習得ではなく、「プログラミング的思考」を育成することであるというお話をしました。
「プログラミング的思考」とは、端的には「何をどうすれば自分の願いがかたちになるか」を、情報技術を活用しながらロジカルに考える力であると言えるでしょう。
※「プログラミング的思考」について詳しく知りたい方はこちらをご参照ください。
プログラミングに取り組む中では、どうすれば意図した動作になるか考えたり、計画・実行・検証を繰り返したりします。これらの経験を通して「プログラミング的思考」を身に付けるのが、学校におけるプログラミング教育のねらいのひとつです。
では、実際に家庭ではどのような学習方法が注目されているのでしょうか。
今回は、ビジュアルプログラミング言語を使用した学習方法をご紹介します。
プログラミングと聞くとシステムエンジニアがパソコンにプログラミング言語を打ち込んでいく様子を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
しかし、子供や初心者には難しいかと思います。
「ビジュアルプログラミング言語」は、プログラムの要素をパーツ化(ビジュアル化)して、ドラッグ&ドロップの操作で組み合わせていくことで、簡単にプログラミングできます。システムエンジニアが書くプログラミング言語よりも直感的にプログラミングができるので子供や初心者にも分かりやすくなっています。
指示や条件、機能の記載されたブロックを選択して組み合わせていくことでプログラムを作成します。
プログラミングする上で、ブロックの順序や構造を考えながら選択して組み合わせていく必要があります。
そういった意味では、システムエンジニアが書くプログラミング言語と考え方が似ています。
当社のくらふとらーにんぐでは、ブロックタイプのMicrosoftの「MakeCode」を使用して、プログラミングしていきます。
フローチャートのように、パーツを線で結んでいくことでプログラムを作成します。
指示や条件、機能が記載されたパーツをつなげていくことでプログラミングできます。
フローチャートのように物事を順序だてて考えていくので、論理的に考える力が身に付きます。
一例として、「フロータイプ」のプログラミング言語は、人型ロボット「Pepper」の言動をプログラミングするのに使用されています。
上記のどちらでもなく独自のルールで作られたビジュアルプログラミング言語を使用してプログラムを作成します。
先述の2タイプのように、文字や数字のパーツを組みあわせてプログラミングをするのではなく、独自のルールでプログラムを作っていきます。
例えば、自分で絵を描いてその絵を使ってプログラミングをするなどより直感的にプログラミングを作成ができます。
「ビジュアルプログラミング言語」で自分が作りたいプログラムを作成していくには、ロジカルな考え方が必要になります。
自分で計画を立て、実行し、上手くプログラムが動かなければ、検証をして、再度計画を立て直し、実行する、その流れを繰り返すことで、自分の作りたいプログラムを作り上げていきます。
結果、冒頭でお話した「プログラミング的思考」を磨くことに繋がります。
また、プログラムに触れることで、日常にあるシステムやゲーム等が情報技術によって成り立っていることを知るきっかけになります。
当社のくらふとらーにんぐでは、楽しく学びながら「プログラミング的思考」を磨くことが可能です。
ぜひ、くらふとらーにんぐを活用して、親子で楽しくプログラミング学習をスタートしてみてください。