プログラミング教育の核となる、「プログラミング的思考」を教育するには、
専門家や難しい参考書、パソコンやタブレット等が必要と思われる方も多いでしょう。
実は、「プログラミング的思考」の基礎は、親が日々の日常を通して
子供に充分に教えられるものであり、決して特別な教育ではありません。
意識していないだけで、日常のあらゆる場面で「プログラミング的思考」を使っています。
例えば「カレーライスを作る」となった時、完成までにはどのような工程が必要でしょうか。
①目的の設定
→カレーライスを作る
②構築
→材料、調味料、調理器具の準備
③行動
→お米を炊く、具材を切る、炒める・・
④確認
→食べてみる
⑤反省
→サラダも必要、辛さの調節
このように目的の「カレーライスを作る」と一言で言っても、様々な工程がありますが、
プログラミング的思考にはこの、工程を考える、つまり「道筋を立てて考える」ことの繰り返しが重要です。
そして、これを日常で行うには、「家事のお手伝い」をさせてみてください。
「カレーライス作って」「掃除して」「洗濯して」等の目的の設定だけを行い、
後は目的を達成するまでの道筋を子ども自身に考えさせます。
これを繰り返すことで、上手くいかなくても、自分で考え、答えを導き出す練習となります。
このようにして、プログラミング的思考の基礎を日常から学ばせてあげてみてください。